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新築戸建に和室は必要?

新築戸建に和室は必要?

新築戸建の購入や建築を検討するなかで、和室を設けるかどうかで悩みませんか?
私が家を建てる時は、本当に悩みました!
既に家を建てていた友人からは、「和室を作ったけど、殆ど使っていない」という声もあれば、「子供の遊び場になっていてとても便利だよ」という声もあり、人に聞けば聞くほど迷いました。
今回は少しでもお役に立てるよう、「和室のメリット・デメリット」と「和室を作るとしたらどのようなレイアウトがあるのか」を中心にご紹介していきたいと思います。

目次
1.和室とは
2.和室のメリット
3.和室のデメリット
4.レイアウト~施工事例をご紹介~
5.まとめ

 

1.和室とは

「和室」とは、鎌倉~室町時代から造られてきた日本の伝統的なスタイルの部屋のことです。
一般的には「畳が敷かれている部屋」というイメージが強いかと思います。
しかし和室には畳だけでなく、以下のような要素も含まれます。

●床の間:掛け軸や花、置物などを展示するためのスペース

●長押:柱と柱の間に取り付けた横木

●鴨居/敷居:障子や襖をはめ込むための、溝のついた横木。
上部が鴨居で、下部が敷居です。

●欄間:長押や鴨居の上に配置され、通風や採光を兼ねた装飾

 

2.和室のメリット

2-1.多目的に使える

和室は畳敷きの床や柔軟な間仕切りは、多様な用途に利用することができます。

畳は取り扱いやすい素材であるため、下記のような様々なスペースで使うことができます。

●寝室
畳はイグサによりスポンジ状の構造になっています。そこにたっぷりと空気が蓄えられるため、夏はひんやりと心地よく冬は暖かく感じられます。
畳には調質効果もあります。部屋の湿度が高いときは湿気を吸収し、湿度が低いときは畳の中に含んだ湿気を放出するため、部屋を快適な湿度に保ってくれます。
高温多湿の日本において、畳は最適な床材といえるでしょう。
また夜は寝室として使用していたとしても、寝具を収納すれば寝室以外の用途としても利用できます。

●子供の遊び場
子供たちが安全に遊べる場として和室を活用することができます。畳は柔らかい素材のため、転んでも怪我をしにくく、室内遊びに適しています。

●書斎
静かで落ち着いた雰囲気がある和室は、書斎としても適しています。
畳の上に座りながら仕事や読書をすることができます。

●リビング
和室をリビングとして活用することで、家族や友人とのくつろぎの場となります。
畳の上でゴロンと寝転んだり、寛いだり。こたつを置いて、家族団らんを楽しめるのも魅力の一つです。

●客間
和室を客間として利用する場合、いつでも急な来客に対応できるというメリットがあります。
家族が集まるリビングは何かと物が散らかっていたり、見られたくない物もあります。
そんな時に便利なのが和室。普段から和室に置くものを最小限にしておけば散らかることもなく、いざというときにお客様をすぐ通せます。
普段から来客が多い家庭は重宝するでしょう。

 

2-2.リラックス効果がある

和室は畳敷きであり、その柔らかな感触と和風のデザインはリラックスした雰囲気を生み出します。
また自然のいぐさで作られた畳は独特の香りがし、心を落ち着かせてくれます。
実は科学的にもリラックス効果があることが証明されています。

 

2-3. 抗菌・防虫効果がある

イグサには天然の抗菌・防虫作用があるとされています。そのため畳の上で生活することで、部屋を清潔に保つのに一定の効果が期待されます。
またイグサには、大気汚染の原因とされている空気中の「二酸化窒素ガス」を吸収する作用もあり、お部屋の空気を綺麗にしてくれます。

 

3.和室のデメリット

 

3-1.掃除が大変

畳は水に弱く、濡れたまま放置すると、シミになったりカビが生えたりします。
日々のお手入れは乾拭きで行い、汚した場合は固く絞った雑巾で丁寧に拭きしっかり乾燥させるというように掃除に工夫が必要です。
また畳はダニが繁殖しやすく、お菓子や食べカス、人間のフケがエサとなってしまうので、こまめに掃除をして清潔を保つと良いでしょう。

 

3-2.定期的なメンテナンスが必要

畳は日光や摩擦により傷みます。劣化してしまうと湿気の調節機能が落ちたり、ほこりなどが溜まりやすくなります。
そのため畳の張替えなどメンテナンスと費用が定期的に必要となります。

 

4.和室のレイアウト例

【リビングの一角に小上がりの和室】

小上がりは、一続きの空間にアクセントを与えてくれます。
畳の下部分に収納をつければ、空間を有効活用でき、収納力もアップします!
さっと子供のおもちゃをしまったり、本をしまったり。何かと散らかりがちなリビングを綺麗に保てます。

 

【リビングに隣接した和室】

リビングと和室の間に扉を設けると、用途が広くなります。
普段は扉を全開にして、リビングと一体感を持たせる広々空間に。
リビングに併設した和室は子供の遊び場にぴったりです。キッチンでお料理を作りながら見守れたりと便利な仕様で、現代で一番多いタイプです。
そして来客時は扉を閉めて、完全な別室として使用。
玄関からも行き来できるよう2箇所に扉をつけると、リビングを通さず来客を案内できるので、急な来客にも対応できます。

 

【完全独立型の和室】

客間として利用するのに適した完全個室型の和室。
とことんこだわり抜いた和の空間を作り、心地良く、文化を愉しむ空間にするのも面白いです。

 

【キッチン前の小上がり和室

キッチン前の小上がり和室は、ダイニングにもなります。
ささっと済ませたい朝食はカウンター、家族でゆっくり愉しみたい夕食はダイニングテーブルで、という風にライフシーンにより使い分けできます。

 

5.まとめ

ここまで和室についてご説明してきましたが、いかがでしたでしょうか。
和室を設けた方が良いかどうかは、結局はその人のライフスタイル次第です。
どのような用途で使用したいのか、どのくらいの頻度で使用する予定なのか、また自分にとってどのくらい重要なのか。
これらを踏まえながら、しっかりと検討することで理想のマイホームに近づくでしょう。

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