戸建の防犯対策
2023.10.30
1.住宅購入前に周辺環境を調べておくことは重要
2.どうやって調べる?
3.周辺環境において注意してほしい10のポイント
4.まとめ
1.住宅購入前に周辺環境を調べておくことは重要
住宅購入を検討する際は、まず住宅の内覧会に行かれると思います。
そこでいざ新築住宅を目の前にすると、間取りやデザイン、設備など「家」そのものに目が行きがちです。
そして周辺環境をあまり確認せずに購入し、住み始めてから騒音に悩まされたり、近隣トラブルに巻き込まれたりと「こんなはずじゃなかった!!」と後悔するケースも多いようです。
住宅購入は大きな財産投資であり、長期的な生活の拠点となります。
事前に周辺環境もしっかり調べ、慎重に検討しましょう。
2.どうやって調べる?
最も良いのは何度も現地に出向いて自身の目で確認することです。
時間帯や曜日を変えて確認することで、引っ越し後のギャップを最小限に防ぎ、快適な住環境を手に入れることができるでしょう。
さらに自身で分からないことは、役所や不動産業者に納得するまでとことん聞くことが大切です。
またインターネットの口コミサイトは実際に住んでいる人の生の声を知れたりと参考になります。
3.周辺環境において注意してほしい10のポイント
特におさえておくべきポイントとして、下記に10のポイントとしてまとめました。
これらを考慮してチェックすることで、理想のマイホームのための、より良い判断ができるでしょう。
【1】交通アクセス
住宅周辺の交通アクセスは重要な要素です。
公共交通機関の利便性や自家用車でのアクセスのしやすさを確認することで、通勤や外出時の移動の手間や時間を減らすことができます。
最寄駅、バス停、高速道路へのアクセス、通勤通学の所要時間などあらゆる交通手段を調べ、利便性を確認しましょう。
【2】教育施設
学校施設は子供を持つ家族にとって重要です。学校施設のポイントに関してさらに4つにまとめました。
【2-1】学校の種類と質
近隣にはどのような種類の学校が存在するかを調べましょう。公立学校や私立学校、幼稚園、小学校、中学校、高校など、お子さんが進学する段階で必要な学校が近くにあるか確認します。また学校の評判や成績、教育方針についても調べることが重要です。
【2ー2】学校へのアクセス
住宅から学校への通学距離や通学手段を確認しましょう。近くに学校があることは便利ですが、通学時間や交通事情も考慮する必要があります。自転車や徒歩で通学できるか、公共交通機関が利用できるかなど、交通アクセスの便利さも重要なポイントです。
【2-3】学校の施設と教育環境
学校の施設や教育環境も確認することが大切です。
校舎の状態や設備、校庭や体育館などのスポーツ施設の有無などをチェックします。また教師の質やカリキュラム、教育方針なども調査して、子供の教育環境が良好であるかどうかを判断します。
【2-4】学区の確認
学校は一般的に学区によって割り当てられます。住宅の周辺にはどの学区があるのかを調べましょう。学区の境界や学校への帰属情報を確認することで、希望する学校に通学できるかどうかを把握することができます。
上記のポイントを考慮して、お子さんの教育に適した住環境を選ぶことが重要です。
【3】買い物施設
日常の買い物や生活に必要な商業施設の充実度を確認しましょう。
スーパーマーケットやショッピングモール、ドラッグストアなどが近くにあると便利です。またコンビニがあると、急な買い物にも対応できます。
【4】医療機関
日常の健康管理や緊急時において、医療機関の存在は重要です。住む予定の地域には、病院、クリニック、診療所など、どのような種類の医療機関が存在するかを確認しましょう。一般診療や専門診療、救急医療など、自身や家族が必要とする医療サービスを提供している施設が近くにあることが望ましいでしょう。近隣の医療の評判と質についても、口コミやオンラインの評価などを参考にすることで医療機関の信頼性を把握することができます。
【5】公園や緑地
周辺に公園や緑地があると、手軽に自然に触れる機会や運動の場をもつことができます。
ペットを飼っている方は、お散歩コースにもなります。
【6】騒音や振動
周辺の騒音や振動レベルを確認しましょう。
交通量が多い道路に面していたり、鉄道の近く、繁華街の近くなどは騒音に悩まされる可能性があります。
【7】治安
犯罪率の情報や治安の状況を確認しましょう。
繁華街など賑やかな場所は昼間と夜間でがらっと雰囲気が変わることがあるため、時間帯を変えて見に行くと良いでしょう。
また各都道県の警察HPにいくと、市町村別に様々な犯罪件数などが公表されているので、参考にすると良いでしょう。
【8】自然災害のリスク
地震や洪水、土砂災害などの自然災害のリスクを調査しましょう。
周辺地域の過去の被害状況やハザードマップ、防災施設の有無を確認し、安心できる場所か考慮しましょう。また、海抜の低い場所や川の近く、水はけが悪い場所などは浸水の可能性があるので十分に注意が必要です。
【9】近隣住民
近隣にどのような人達が住んでいるかは、実際住んでみないと分からないのが現状です。
しかし若い世代が多いのか、年配の方が多いのか、はたまた単身世帯が多いのか…などどういった層や世代が住んでいるのかをざっくりとでも把握しておくと良いでしょう。
可能であれば、実際にその地域に足を運んで、近隣住民と話したり、地域のイベントに参加したりするとよく分かるでしょう。地域の問題や雰囲気についての情報を得ることができます。
【10】将来性
周辺環境は住宅の投資価値にも影響を与えます。
将来的に地域の発展が見込まれる場所や需要が高いエリアは、資産価値の維持や成長につながり、将来マイホームを手放すことになったときに高く評価されます。
駅周辺の開発が進んでいるか、若い世代が増えている地域かを確認すると良いでしょう。
4.まとめ
ここまで周辺環境に関するチェックポイントについてご説明しましたが、意外と見るべき点が多いことに気付くことと思います。
まずは上記の10のポイントを考慮し、他に譲れないポイントはないか家族内で話し合っておきましょう。
自分に合った周辺環境を選ぶことで、自身も家族も満足のいくマイホームを手にすることができるのではないでしょうか。
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